むし歯の進行段階C１〜C４の治療についてご説明します。
ここでご説明する治療の内容はあくまで一般的な方法です。実際は治療期間や、歯に被せるものにより少しずつ異なります。できる限りご希望に合わせることができるようにしています。
多くの場合、むし歯になっているエナメル質だけを削って小さな詰め物をすることで治療します。痛みもほとんど無く治療をすることができます。
むし歯になってしまった場所によっては金属の方が安定する場合もありますが、多くの場合、目立たない白い詰め物が使うことができます。これは保険診療でおこなうことができます。
むし歯の進行度合いにより治療内容が異なりますが、象牙質まで達している場合は多くの場合、むし歯の部分を除去して詰め物をします。
治療中に痛みを感じることがあるため、麻酔をして治療をすることがあります。
その麻酔の痛みを和らげる取り組みを当院はしています。
表面麻酔で針が刺さる時の痛みを軽減し、次にできる限り細い針を使ってゆっくりと麻酔液を注入することでさらに痛みを軽減します。
針が細くなるとその分強い力が必要になり力のコントロールがしにくくなるため、専用の電動注射器を利用する場合もあります。
詰め物が目立たない白い色のコンポジットレジンで詰めることができます。これは保険診療でおこなうことができます。
ただし、場所によっては安定性を考慮してセラミックや金属の詰め物の方が良い場合もあります。
いずれの場合も、早期発見できれば詰め物が小さくなります。早めにご相談ください。
細菌感染した歯髄を取り除き、十分に殺菌してふたをする治療をおこないます。これを歯内療法（しないりょうほう）といいます。
歯髄が通っている道を根管（こんかん）と言い、その形や数には個人差がありとても難しい治療です。
まず麻酔をしますが、その麻酔の痛みを和らげる取り組みを当院はしています。
表面麻酔で針が刺さる時の痛みを軽減し、次にできる限り細い針を使ってゆっくりと麻酔液を注入することでさらに痛みを軽減することができます。
次に、むし歯である部分を削り、死んでいる神経を取り除きながら根管を広げながら清掃します。
広げた根管に薬液を入れ、数回のアポイントにわけてしっかり殺菌します。ここで殺菌が不足すると根尖で膿んでしまう原因にもなるのです。
十分に殺菌できたら根管にゴム状の詰めものをして埋めます。さらに被せものをして治療は終了です。
C４までむし歯がすすんでいると根尖に膿みがたまっていることが多くあります。
この場合、歯を残せる時はC３と同様の治療になりますが、もしも膿みがたくさんたまり歯を残せない場合は、痛みを無くすために抜歯（ばっし：歯を抜くこと）をする必要があります。そのままにしておくと、痛いだけでなくその歯の下にある骨が溶けてしまうからです。
抜歯をした場合は、その部分に合わせるブリッジや入れ歯、インプラントをライフスタイルに合わせて検討していきましょう。
大切なご自身の歯を残すために、少しでも不安や疑問がありましたらお気軽にご相談ください。
